永住権と公的義務:年金・健康保険・税金の審査ポイント 2026年最新
🔹この記事はこんな方におすすめ
・永住申請を考えているが、年金や健康保険の納付状況に不安がある方
・過去に社会保険料の支払いが遅れたことがあり、申請してよいか迷っている方
・転職・退職後の保険切り替えが正しくできているか確認したい方
・自分の納付記録が審査に通用するレベルか専門家に見てほしい方
・一度の不許可で数年待つリスクを避けたい方
🔹この記事でわかること
・永住審査で社会保険の納付状況が重視される理由
・「未納」だけでなく「遅延」も問題になる背景
・審査で確認される期間の目安
・申請前に必ず確認すべきポイント
・不許可リスクを下げるための具体的対策
日本で長く暮らすための「永住許可(永住権)」の審査基準は、2026年時点でも年々厳格化しています。
とくに 年金・健康保険の納付状況や税金の完納は、収入以上に重要視される傾向があります。
本ページでは、永住申請の実務で不許可につながりやすい 「公的義務の履行」 に焦点をあて、納付状況の確認方法やリスク回避策まで専門家の視点でわかりやすく解説します。
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永住審査では社会保険だけでなく「年収基準」も重要です。
永住申請の年収基準全体については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 永住権の年収基準と審査ポイントの総合解説
扶養人数ごとの収入目安については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 永住権の年収基準と扶養人数の関係
1. 永住申請でとくに重視される「公的義務」の納付状況
永住審査では単に年収を見られるだけではなく、日本社会の一員としての責任を果たしているか(公的義務の履行)が重視されます。
- 社会保険(健康保険・年金)の納付状況
- 住民税・所得税の完納履歴
これらが未納・滞納・遅延していると、
例え収入が高くても不許可とされるリスクがあります。
2. 納付「未納」だけでなく「遅延」も判定される
多くの方が誤解しがちなのは、
👉 「最終的に払ったから大丈夫」
という考え。
しかし実務では、納付期限内に支払われているかが重視されます。
審査対象期間の目安
- 就労ビザ:直近5年間の納税状況
- 日本人配偶者ビザ:直近3年間の納税状況
- 年金・健康保険については、どのビザでも直近2年間が目安です。
注意
上記はあくまで「一般的な実務上の目安」であって、法令で完全に固定された数字という確定した基準ではありません。
必ず出入国在留管理局(入管)が個別に判断します。
とくに社会保険の遅延は1回でも評価に影響することがあります。
遅延があるとその後の数年間、期限内納付実績が必須となる場合が多いです。
3. 納付状況が乱れやすい(未納・遅延が起こりやすい)パターン
多くの未納・遅延は、本人の意思に関係なく発生します。
よくあるケース
- 転職・退職時の保険切替え漏れ
- 国民健康保険・国民年金の加入手続き遅れ
- 配偶者扶養から外れた際の未確認
- 住民税の納付通知・口座振替のタイミングズレ
これらは「知らなかった」だけでは済まないケースとして審査に影響します。
4. マイナンバー連携で審査はさらに厳格化
2026年以降、政府はマイナンバーを活用した納付情報の連携基盤の整備を進めています。
自治体・税務署・社会保険側(年金・健康保険)・入管の間で情報が共有されることで、
- リアルタイムに納付状況が確認される可能性
- 納付漏れが発見されやすくなる
- 過去データの照合が強化される
という方向性が明確になっています。
5. 審査で不利にしない!今すぐできる3つの具体的対策
① 過去の納付状況を証拠で整理する
- 年金:ねんきん定期便・ねんきんネットの納付履歴
- 健康保険:領収書・口座振替記録
- 住民税・所得税:公印付き窓口証明
※口頭説明や推測は評価が弱く、必ず公的な証明書で示すのがポイントです。
② 遅延がある場合は申請タイミング調整
- 社会保険の遅延が1回でもある場合、その後 2年間(社会保険) の期限内納付実績を積むことが実務上の目安です。
③ 転職や退職等のタイミングを必ず手続き確認
- 国民年金の加入漏れ
- 国民健康保険への切替え失念
これらがあると本来は支払っていても「未加入」とみなされ、審査でマイナスになります。
6. なぜ専門家に相談するべきか?
永住申請は、一度不許可になると再申請までの期間や条件が大きく変わることが多いです。
また入管は理由を詳細に教えてくれない場合があり、見落としがちな未納・遅延が原因になることが少なくありません。
専門家は、
✔ 納付履歴の精査
✔ どの期間を証拠として使うべきか
✔ 事前対策の助言
✔ 不利要素の改善計画
などを整理し、許可につながる申請書の設計を行います。
そのため専門家へサポートを依頼することによって、ご自身で申請を行うよりも、より許可の可能性の高い申請を行うことが出来るようになるのです。
この記事の監修者
しのび行政書士事務所 行政書士渡邊晴美(愛知県豊田市)
在留資格・永住許可申請を専門とする行政書士。
永住申請における「年収要件」「社会保険・税金の納付状況」「不許可後の再申請対応」など、審査で問題になりやすい分野の実務サポートを多数行う。
特に近年増加している社会保険の納付遅延による不許可リスクの事前チェックを強みとし、申請前診断から理由書作成まで一貫して対応。
外国人の方が安心して日本で生活基盤を築けるよう、制度の最新動向を踏まえた実務支援を行っている。
永住申請 × 社会保険 審査に関するFAQ
Q1. 永住申請では年金や健康保険の未納があると不許可になりますか?
はい、可能性が高いです。
永住許可の審査では「公的義務の履行」が重視され、年金や健康保険の未納・滞納は大きなマイナス評価になります。
収入が十分でも、社会保険の納付状況に問題があると不許可になるケースがあります。
Q2. 支払いが1日遅れただけでも審査に影響しますか?
影響する可能性があります。
永住審査では「期限内納付」が重要視され、後から支払っていても、過去の納付遅延が審査上のリスクになることがあります。
Q3. 審査で確認される期間はどれくらいですか?
一般的に、
- 税金(住民税など):直近3〜5年
- 年金・健康保険:直近2年
の納付状況が確認されることが多いとされています。
Q4. 転職や退職時に保険の切り替えを忘れるとどうなりますか?
社会保険から国民健康保険・国民年金への切り替えが遅れると「未加入期間」や「未納」と見なされる場合があります。
これは永住審査で不利になる可能性があります。
Q5. 過去に遅延があった場合、永住申請はできませんか?
状況によりますが、遅延があった場合は、その後一定期間、期限内納付を継続してから申請する方が安全なケースがあります。
具体的な時期判断は専門家による確認が重要です。
Q6. 永住申請前に確認すべき書類は何ですか?
主に以下が重要です。
・ねんきんの納付記録
・住民税の納税証明書
・健康保険料の納付記録
書面で確認できる証拠をそろえておくことが大切です。
相談を検討すべきサイン
☑ 納付記録を自分で見てもよく分からない
☑ ねんきんや保険の切り替え時期に空白がある気がする
☑ 過去にコンビニ払いや後払いをした記憶がある
☑ 申請できる時期か判断できない
ひとつでも当てはまる場合は、事前確認を強くおすすめします。
ご相談をご検討の方へ
永住申請では、年収だけでなく年金や健康保険の納付状況が結果を大きく左右します。
「自分の記録で申請して大丈夫なのか分からない」
「過去の遅延が影響しないか不安」
そのようなケースは、申請前の確認だけで結果が変わることも少なくありません。
当事務所では、永住申請前の納付状況チェックやリスク診断を無料で行っています。
現在の状況を整理し、申請時期の判断や必要な準備について具体的にご案内します。
不許可になってからでは、再挑戦までに時間がかかることがあります。
少しでも不安がある方は、早めの確認をおすすめします。
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