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永住申請で審査官が見ている意外なポイントとは?年収や納税だけでは足りない理由を解説

永住申請で審査官がチェックするポイントのイメージ
「年収も足りているし、税金も払っている。日本に住んでいる期間もクリアした。だから永住権は取れるはず。」

そう思っている方は多いかもしれません。

もちろん、これらはとても大切な条件です。

しかし、実際の審査では、書類の数字だけでは分からない部分まで丁寧に確認されています。

ここでは、永住申請で審査官が見ている「意外なポイント」を、実務の視点からやさしく解説します。


1. 永住審査で必ず見られる「基本の3つ」

  • まじめに生活していること(法律やルールを守っているか)
  • 自分で生活できるだけの収入があること(安定した収入があるか)
  • 日本社会にとってプラスになる存在であること(税金や年金をきちんと払い、継続して生活しているか)

大切なのは、「条件を一時的に満たしているか」ではなく、「長い期間、安定して誠実に暮らしているか」という点です。

実際に、不許可になってしまうケースにはいくつかの共通点があります。

詳しくは、
「永住が不許可になる人の共通点(準備中)」
も参考にしてください。


2. 審査官がチェックしている“意外なポイント”

① 収入は「金額」よりも「安定性」

年収が300〜400万円ほどあっても、それだけで安心とは言い切れません。

審査では、次のような点が見られます。

  • 急に収入が増えていないか
    (申請直前だけ副業を増やすなど、短期間の変化は慎重に見られることがあります。)
  • 転職の理由やタイミング
    (転職直後は「安定性がまだ確認できない」と判断されることがあります。ただし、給与アップやキャリアアップのための転職であれば、理由を説明することでプラスに働く場合もあります。)
  • ボーナスに依存していないか
    (基本給が少なく、ボーナスが収入の大部分を占める場合は、将来の安定性を慎重に確認されることがあります。)

永住審査では「将来も安定して生活できるか」が重視されます。

年収の目安や扶養人数との関係については、「永住権の年収目安は300万円?扶養人数・社会保険・転職が審査に与える影響」で詳しく解説しています。


② 社会保険の「期限」

  • 期限内に納付しているか
  • 転職時に空白期間がないか
  • 国民年金・健康保険の切り替えが適切か

わずかな遅れであっても、事情によっては慎重に判断されることがあります。


③ 扶養家族の人数と収入のバランス

年収が高くても、扶養家族が多い場合は慎重に見られることがあります。

  • 生活に十分な余裕があるか
  • 海外扶養の場合、仕送り状況はどうか
  • 住民票の内容と実態が一致しているか

世帯全体として安定しているかが判断材料になります。


④ 交通違反などの「小さなルール違反」

  • 繰り返しの交通違反
  • 反則金の未納
  • 免許更新の遅れ

永住は、長期的に日本社会の一員として生活できるかどうかの審査です。


⑤ 書類の内容が「一致しているか」

  • 課税証明書と源泉徴収票の金額差
  • 仕事内容と収入の整合性
  • 住民票と生活実態の一致

永住審査では、書類同士がストーリーとして自然につながっているかも見られます。


3. なぜ、ここまで細かく見られるの?

永住許可を受けると、更新が不要になり活動制限もなくなります。

「これから長い期間、日本で安定して生活できるか」を判断するための重要な審査だからです。


4. 不安があるときはどうすればいい?

次のような状況があっても、すぐに諦める必要はありません。

  • 最近転職した
  • 過去に年金を遅れて払ったことがある
  • 扶養家族の人数を見直したい

今申請するべきか、少し準備してから申請するべきかを正しく判断することが大切です。

申請前に確認しておきたいポイントは、

「永住申請チェックリスト(準備中)」
にまとめています。


5. よくあるご質問(FAQ)

Q. 年収が基準を超えていれば必ず許可されますか?

A. 年収は重要な要素ですが、それだけで決まるわけではありません。収入の安定性や扶養状況なども総合的に判断されます。

Q. 年金を1回だけ遅れて払いました。影響しますか?

A. 事情によって判断が分かれます。申請のタイミングを慎重に検討することが大切です。

Q. 転職したばかりでも申請できますか?

A. 可能な場合もありますが、安定性が確認できるかが重要です。

その他の質問は、

FAQまとめ(配偶者・永住)(準備中)
もご覧ください。


6. 迷ったときは専門家に相談を

「自分の状況が大丈夫か分からない」「どこを改善すればよいか知りたい」

永住申請は、一度不許可になると次の申請でより慎重に見られることがあります。

不安がある場合は、申請前に現状を整理しておくことが大切です。


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監修者情報

行政書士 渡邊 晴美
(しのび行政書士事務所 代表)

外国人雇用制度・在留資格手続を専門とする行政書士。
トヨタグループ企業人事部門および法律事務所勤務を経て開業。
企業の外国人材受入体制整備、配偶者ビザ・永住申請、育成就労制度対応支援などを中心に、制度と現場の双方に精通した実務サポートを提供している。

名古屋大学大学院修了。愛知県豊田市拠点。
外国人雇用制度、在留資格手続、企業法務に関する情報発信・実務支援を行っている。

詳しいプロフィールはこちら
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